リモートワーク 仕事 インタビュー企画2〜戦争にも負けないITエンジニア〜

リモートワーク インタビュー 仕事・キャリア

リモートワーカーインタビュー第2弾!
今回は、エストニアに行ってコロナ前に出会って長い付き合いになった濃い友人にインタビューしました。
彼も日本人に会ったのは筆者が初めてで、筆者がウクライナ人に会ったのも当初は初めてでお互いにとても新鮮な気持ちですぐに仲良くなりました。

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リモートワーク 仕事 インタビュー:アレクシー(30代・ウクライナ)

現在はITエンジニアとしてエストニアのフィンランド法人の会社でXロードやオープンソースの政府系の事業に関わるシステムを構築する仕事をしています。彼の行動力と決断力の早さにはいつも驚かされるばかりで、いつも目標に向かってイキイキと仕事をしている彼に、筆者は自身の仕事に関してよく相談に乗ってもらっていました。
彼の過去も本当に面白いので、今回のインタビューが少しでも今の仕事についてもやもやしている人の解決のヒントになればなと思います。

___エストニアにきた理由は何だっけ?

アレクシー:エストニアは電子国家として有名で、全ての手続きが簡単で安全、快適でITでとても進んでいると聞いていて。
ITを学んで完全なITの社会を見ることができると思ったからエストニアに来ました。
あとは、スカンジナビアの国々は政府や社会の透明性がとても高いことで有名で、憧れがあって、北欧の文化や社会に興味があったからまずは近場のエストニアに来たという感じかな。
この透明性の高い政府の政策が全ての社会のライフスタイルに影響していて、それが実際にどんなものなのかがとても興味深かったんだよね。

___出会った時からずっとスカンジナビアについて興味を示していたもんね!いつかスウェーデンで暮らしたいとか!
アレクシー:そうそう、寒いところ好きだしね!

___そこまで寒いのは無理だわw
そういえば、確かe-residencyカード持ってたよね?何でe-residencyカードを取得したの?

アレクシー:初めにエストニアに来た時はエストニアのスタートアップビザを取得するためにウクライナの会社の起業を手伝ったのがきっかけで、エストニアに来れることになって。その会社の共同設立者としてエストニアにやって来たんだ。エストニアで起業するにはe-residencyカードが必要だから取得した。

エストニアの会社設立は当時、たった100€くらいで簡単で分かりやすいステップだったし、電子政府に簡単にどこからでもアクセスできるし、様々な他の機能もあってで感動した。
それに、ウクライナからエストニアに来るのにe-residencyカードを取得してくるのが1番簡単な方法だった。エストニアで働けるし滞在できるしね。

エストニア e-residency (仮想市民)になれば、EUでビジネスを始めたい人にとって、とても簡単に世界中のどこからでもビジネスが合法的にできる素晴らしい機会が与えられる。最高のシステムだと思うよ!

___e-residence のコミュニティに参加したことある?

アレクシー:エストニアのスタートアップ界隈で最も有名なLatitude99のイベントに参加したことがあるかな。
e-residenceになると、e-residence情報のメールレターも来るしね。

___スタートアップビザを取るときに苦労したことは?

アレクシー:スタートアップビザを取った時は、ビジネスプランや予算、今後の展望、テクニカルな質問などをスタートアップコミニュティに聞かれたよ。
自分も共同設立者として資料作りに少し関与したけど、相方のビジネスの知見がすごくてスタートアップビザの審査に通ったね。

___うちはダメだったからすごい。。日本人でエストニアのスタートアップビザを取った人、まだ1人しかいないんじゃないかな。エストニアでの会社設立も簡単だし、いつかもっと出てきてほしい!
その時からリモートワーカーとして働いていたの?
アレクシー:そう!リモートワークスタイルはとてもよかったよ。エストニアはwifiも早くてカフェもみんなwifiがあってリモートワーク 環境も良いからね。とても働いたし、かなり自分で学んだし、コロナで大変な世の中だったけど、リモートだと関係なく働けるし。

___アレクシーはいつも仕事のことになるとアツいからね。
確か一度、いきなり家をイダビルマのとても遠い場所(ロシアの近く)に買って住んでたよね?なんであんなことしたの笑?

アレクシー:安かったから!笑
___そういえば私でも即金で買えるほどの値段だった気がする笑

あと、そのウクライナの会社を辞めた後も、この国に居ればITや文化を学ぶ機会が多かったからどうしてもエストニアに残りたくて、エストニアに自分で会社を作って、家も買った。
当時は会社を辞めることになって、その後にフルタイムの仕事がなかったから、これからどんな資金状況になるか分からなかったけれど、お金もあるうちに家を買っておこうと思ったんだよね。
電子政府とXroadのオープンソースプロジェクトについてもっと学びたいと思ったし、GitHub でのオープンソースのコミュニティはとても良くてとてもサポートしてくれたから残ることにとにかく必死だった!

___アレクシーが必死で会社作って申請してたのを思い出したわ。エストニアに残りたくて会社作るのもすごいなと思ったけど、家をいきなり買った決断力の速さはもっとすごいと思ったよ!
本当に私たちもコロナ中はよく会ってたのに、急に家買ってから鉄道で3時間くらいかけて中心街まで会いにきてくれたり、ZOOMとかでオンラインで会話することも増えたよね笑
英会話教室で出会って、仲良くなった3人で辞めて一緒にカフェとかで勉強してたけどアレクシー発案でオンラインで一緒に勉強するようになったし、直接会わなくなっても話してたね。仕事もそんな感じでオフィスに行かずにやってたの?
アレクシー:そうそう、たまにオフィスにも行ってたけど基本はリモートワークだったね。

___リモートワークかかオフィスに通勤するスタイル、どっちの方が好き?

最近はリモートが増えてきてるし、特にIT系の仕事をしてる人はオフィスに行く必要もそんなにないと思うかな。リモートワーク採用してないIT会社なんて今時ナンセンスじゃない?

___それは激しく同感!なんでPCやスマホ1つでできる仕事をわざわざ毎回オフィス行きたくない時に出勤させる会社では私はもう働けないと思う。会議だってリモートでも出来るしね。

ちなみに、アレクシーはUpworkなどから仕事をとって、フリーランスとして働いていた時期もあったと思うけど、フリーランスかフルタイム(正社員)の仕事だったらどちらが好き?

アレクシー:フルタイムの仕事でも、リモートワークを採用している企業が増えてきているから、フリーランスもフルタイムも、職業形態ってそんなに関係ないんじゃないかな。

ただ、自分の場合はITに興味があって、ITエンジニアとしての仕事に集中したくて、そんなに税金のこととか他のことに気を取られたくなかったから、フリーランスよりもフルタイムの雇用形態の方が良いと思ったかな。
自分の限られた時間の中でITスキルを伸ばすことに集中したかったからね。
今はフィンランドの会社に入ってフルタイムの仕事をしてるけど、職場にいってもよいし、リモートで働いてもいいんだ。フレックス勤務だし、柔軟性が高いフルタイムの仕事はとてもいいよ。

___それも同意。個々に様々な事情があるし、働き方の柔軟性って本当に大事だと思う。フリーランスの方が自由度が高いところが多いと思うところもあるけれど、会社の運営のことも多少はしないといけないから、その専門的な仕事に集中したい場合はフルタイムの方がいいかもね。
でもアレクシーは毎回本当に勇気があってすごい行動力と決断の早さを持ってるよね。実は過去にもっと大きなジョブチェンジをしてるし。

アレクシー:うん、新卒では弁護士だったし、チーズ工場をウクライナに立てたりしたからね。ミルクを運ぶための大型トラックの免許も持ってるし笑

___弁護士もチーズ工場も世界が全く違いすぎる気がするけど、なんでまたITの世界に?

アレクシー:弁護士は親が弁護士だったから言われるがままになったんだよね。
でも、そんなに弁護士の仕事が好きじゃなかったから少し検事として働いてから辞めた。
ただ、辞めたあとは何がしたいかわからなくて、とりあえず地元の農家や農業のビジネスをしている企業の法律のサポートを始めた。6ヶ月経った頃に、自分も農業ビジネスの機会を得ることができて、牛乳のビジネスに関わることになったんだよね。
新鮮な牛乳を生産者から直接、人々に届けるためのサービスがなかったから、生の牛乳の自動販売機を作ることにしたんだ。7か8個くらい自動販売機を作って地元に設置したよ。
___すごい発想!日本でも新鮮な牛乳瓶が買える自動販売機はあるけど、牛乳がジュースみたいにカップに出てくるのは無いわ!
アレクシー:そう、そういう搾りたて感もある本当に新鮮なものを届けた買ったんだよね!

それから、どうやったらより牛乳を農家から効率的に売れるのかを考えて、3ヶ月くらいでチーズ工場も建ててチーズ販売も始めた。
___アレクシーチーズ笑?
アレクシー:名字を名前にはしたかな笑
でも、途中でどう運営すればより良いかがわからなくなって、立ち止まったらもっと技術的なメカニカルなものが必要だと思ったんだ。

エストニアにくるきっかけをくれた共同経営者のペトロという人に、その問題を伝えたら、彼がITでの解決策を教えてくれた。それがきっかけでITの道に入ったんだ!
___そこでITに繋がったのか!すごい経緯だね!人との繋がりも本当に大事。

アレクシー:それから数ヶ月後、勉強していくうちによりITを理解し始めてきたかな。3年間、チーズ工場とITを繋げる方向性を見つけて工場運営やチーズ販売もやってきたけど、ITを学んでいくうちに、よりITの分野に特化した仕事をしたいと思って現在に至ってる。
___一見全然違う世界や方向性に見えても、様々なものは目に見えないところで繋がっていたりするよね。ITは特にこれからも進化し続けて、様々な分野に活かされていく分野だと思うから、アレクシーのチーズも食べたかったけど将来性がより広がる場所へ進めたと思う!さすがです!

最後に、日本人のりもーとノマ道の視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

アレクシー:日本人に初めてエストニアで出会って様々な異なる文化や考え方も知れて自分はラッキーだったと思うな。道に迷っても、心配しないで!
行動すれば、何かを変える力になるから!ただ心配してるだけで立ち止まってたら、何も始まらない。
迷った時は何か新しいこと、違うことにトライして下さい!

リモートワーク 仕事 インタビュー2 まとめ

職場に悩む、転職をどうしようか悩む、なかなか次に動き出せないあなた。

ウクライナで戦争が行われている今、彼は家族のことも気になりつつエストニアで必至に仕事をして頑張っています。そんな彼をみていると、自分ももっと頑張らなくてはと思うばかりです。日本人というだけで世界的にみるとかなり恵まれているんです。

嘆いていても人生は一度きり、思い切って次の行動に出てみては?

りもーとノマ道編集部
この記事を書いた人
ノマド師匠

海外・国内ノマド歴5年。IT国家に来てから日系上場企業で経理・財務の会社員として5年築いてきたキャリアを完全に断ち、デジタルマーケティングの世界へ。日本やエストニア、マルタの会社でコンテンツマネージャーとして完全リモートで仕事をしながら世界を周り、全く知らなかったデジタルノマドという働き方を経験して新しく見えてきた世界、この快適さを伝えるべく「りもーとノマ道」ウェブサイトを開設。

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