マレーシアでは新しいデジタルノマドビザが2022年より発行されています。マレーシアでノマド生活を始めるためには、ビザの取得方法のみだけでなく現地の情報を把握することが大切です。マレーシアの魅力やノマド移住計画を立てていくための手順や注意点を詳しくご紹介します。このページでマレーシアの住環境なども把握しつつ、詳しい情報をみていきましょう!
マレーシア ビザ なし滞在
マレーシアでは日本のパスポートを所持している場合、90日以内であればビザ不要で滞在ができます。
そのため、ビザを取得する前に一度マレーシアで滞在をして自分に合っているのかを確かめることもできます。
もし自分に合っていると感じたら、ビザの申請をして3ヶ月以上滞在できる調整を行うと失敗したと感じるリスクを避けることができます。
マレーシアでノマドをする魅力
マレーシアでノマドをする場合、都会と豊かな自然をどちらも楽しめることが一つの魅力です。
首都クアラルンプールでは、ランドマークであるペトロナスツインタワーやショッピングモール、アートギャラリー、近代的な高層ビルが立ち並ぶ都会で電車やバスなどの公共交通網が発展しているため移動も便利。
その一方で国土の60%がジャングルとなっており、広大な公園で自然を楽しんだり、野生動物に会えるツアーも開催されているなど、大自然も満喫できます。
モダンなライフスタイルと大自然を体感しながら、ワーケーションするには適切です。
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マレーシア ビザ 移住
マレーシアでビザをとってノマドライフを送るのに必要なものはどのようなものなのかをみていきましょう。
マレーシアでの生活コスト
マレーシアは東南アジアの中でも高い生活水準を誇っているにも関わらず、物価水準は日本の1/3程度だと言われています。
住宅費、交通費、食費などの生活コストが安いため、日本円で稼ぎながらマレーシアで生活をするとコストを抑えながら快適な生活を送ることができます。
治安
生活コストが低いと治安も気になるかもしれませんが、マレーシアの治安も一般的に良いとされています。特別に警戒する必要はありませんが、日本同様に観光地など多くの人が集まる場所に出かける際はスリや置き引きなどに注意が必要です。
医療設備
医療サービスが充実しており、多くの国際病院やクリニックがあります。
マレーシアには日本人の移住者が多いことから日本語で診察ができる病院も多くあるため、万が一病気になったとしても安心して通院できます。
ローカルカルチャーと言語
マレーシアは、マレー人、華人、インド人から成り立つ多民族国家です。それぞれの民族が独自の言語、文化、宗教を持って共存しているため、街中のレストランも中華料理、インド料理、マレー料理など様々なものがあります。
公用語はマレー語(マレーシア語)となっていますが、英語もよく使われており、観光地やビジネスのシーンでは、多くのマレーシア人が英語でコミュニケーションをとります。
また、中国系は中国語、インド系はタミル語などを話すことができるため、テレビや映画、街の看板などあらゆる場所で多言語が表示されているのを目にする時にも多様な文化を感じるかもしれません。
日本語はメジャーではありませんが、クアラルンプールにはイオンや伊勢丹など日系企業が進出しているため、日本に住んでいる時と同じように和食や食材、ユニクロやダイソーなどの日常品を購入できます。
インターネットを使った仕事環境
マレーシアの主要都市や観光地では問題なくインターネットが使用できます。
コワーキングスペース、カフェ、ホテルなどで無料のWifiが設置されているため、家の外でPCを使った仕事をする環境も整っています。
マレーシア ビザ 種類
マレーシアにノマドワーカーとして滞在するためには、適切なビザを取得する必要があります。主なビザとして、以下のものがあります。
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SafetyWing(セーフティウィング)
観光ビザ
日本のパスポートを所持している場合、90日以内であれば観光ビザが免除されています。
ビザがなくても滞在可能です。
ワークビザ
企業などの雇用主からのスポンサーシップを得て取得できるビザ。
主にマレーシアの企業で働く方が取得しています。もしくは自分でマレーシアで会社をたてて自身を雇ってビザを発行します。
MM2H(マレーシア・マイセカンドホーム)プログラム
マレーシアで長期滞在を可能にするビザです。
主に退職後にマレーシア移住をする日本人がこのビザを使用して滞在するケースが多くみられまが、MM2Hビザを取得するには、特定の要件を満たす必要があるため、難易度はやや上がります。
マレーシア ノマド ビザ
【New!】デジタルノマドパス(DE Rantau Digital Nomad Pass)
2022年10月1日より発給された新しいビザ。
IT分野・デジタルの仕事をしているフリーランス、会社員のリモートワーカーが1年間、延長して最大2年間マレーシア
に滞在ができます。(配偶者や18歳未満の子供も一緒に滞在が可能)
このビザがマレーシアでノマドを行いたい方にぴったりなビザなので詳しくご紹介します。
滞在可能期間
3ヶ月から12ヶ月まで滞在が可能。さらに最大12ヶ月の更新ができるので最長24ヶ月(2年間)滞在ができます。ただし24ヶ月以上の延長はできません。
配偶者や18歳未満の子供などの親族も帯同が可能ですが、配偶者の就労は許可されていません。
ビザ取得対象者
デジタルノマドパス(DE Rantau Digital Nomad Pass)の対象者は、業種と就業形態が以下である方が対象です。
<業種>
・IT系分野(ソフトウェアエンジニア、UX、UI、クラウド、サイバーセキュリティ、ブロックチェーン、AI、機械学習、データ関連など)
・デジタルマーケティング
・デジタルクリエイティブコンテンツ
・デジタルコンテンツ開発(デジタル領域関連業務全般)
<就業形態>
以下、2種類の就業形態のどちらかに該当する方
A:デジタルフリーランサー、個人事業主
B:リモートワーカー(会社に所属しているが、物理的にオフィスで働く必要がない方)
ビザ取得条件
就業形態によって、取得条件が異なります。
A:デジタルフリーランサー、個人事業主の場合
・年間収入が「USD 24,000(2023年9月時点で約354万円)」 以上であること
・現在有効なプロジェクト契約をしていること
・契約期間3ヶ月以上であること(複数契約可能)
・顧客の国家制限はなし(国内企業、外資系企業どちらでも可能)
B:リモートワーカーの場合
・年間収入が「USD 24,000(2023年9月時点で約354万円)」 以上であること
・現在有効な雇用契約であること
・契約期間が3ヶ月以上であること(複数の企業との契約可能)
・雇用主が外国企業や非マレーシア企業である場合は就労証明が必要
手続きの手順
1.MDECのサイトにユーザー登録をする(https://mdec.my/derantau/foreign)
2. 必要な書類を集める
3.オンラインで申請書類を提出後、4週間ほどで受理される
※申請がどのような状態なのかは申請サイトで確認可能
4. パスポートをExpats Service Centerに提出する
5. 費用の支払いをする
ビザ取得料金
・本人は、1,000リンギット(約31,000円)
・扶養家族は、500リンギット (約15000円)
6. 1週間以内にパスが発行される
申請書類
「A:デジタルフリーランサー、個人事業主」「B:リモートワーカー」どちらも以下の書類を英語で準備します。
<共通>
1.パスポート全ページのコピー (残存有効期間が14ヶ月以上、6ページ以上の空ページが必要)
2.最新の履歴書
3.銀行取引明細書(直近3か月分)
4.犯罪経歴証明書/無犯罪証明書(各国または現在の居住地の当局機関が発行したもの)
5. パーソナルボンド(保証状)を所定のフォームに記入して申請
※デジタルノマドパスの申請にマレーシアに登録している企業の「スポンサー」が必要となりますが、スポンサーが見つからない場合は、MDECに費用を支払えばスポンサーになってもらえます。
パーソナルボンド(保証状)は、何かあった場合に支払った費用から充当することを誓うための書類です。
6. 最終学歴卒業証明書
7.マレーシアで有効な医療保険加入証明書 (扶養家族がいる場合は扶養家族もカバーする必要があります)
8.マレーシア内国歳入庁の税務登録票
<A:デジタルフリーランサー、個人事業主が必要なもの>
契約期間が3か月以上の有効なプロジェクト契約書(複数社の組み合わせ契約も可)
<B:リモートワーカーが必要なもの>
・契約期間が3か月以上の有効な雇用契約書
・給与明細(直近3 か月分)
すでに所持しているビザからデジタルノマドパスに切り替える場合
すでに所持しているビザの有効期限が切れる予定であり、デジタルノマドパスに切り替えたい場合、マレーシアにいる間にデジタルノマドパスの申請を行う必要があります。
会社を退職/学校を卒業したことを証明するために、雇用主や学校からリリースレターを発行してもらい提出をします。
その他
・年齢制限:18歳以上の方が申請できます。
・家族帯同:夫、妻、事実婚のパートナー、18歳未満の子供、養子、義理の子供、年齢制限なしで障がいのある子供
※配偶者は労働が許されていません。
※子供はマレーシアの学校に行ける可能性があるため、直接学校にお問い合わせください。
マレーシア ビザ 申請などについてのまとめ
コロナ禍を機に、リモートワークが急速に普及し、以前は会社に通勤して働くことが一般的だった社会から、働き方に新たな選択肢が生まれました。
この変化は、個人と企業の間でオンラインマッチングを促進するプラットフォームを提供する企業にとっても注目のトレンドとなっています。ランサーズ株式会社が行った調査によると、2015年から2022年までの期間に、フリーランスの数が飛躍的に増加し、640万人から1,577万人にまで成長しました。ノマドワーカーは、仕事を自分が選んだ場所で行い、新しい文化や環境を探求しながら仕事と生活を両立させることを目指しているため、インターネット環境が整っていることはもちろん自分に合った国を選ぶことが重要です。マレーシア eSIMも利用することができます。
世界では、さまざまな国がビザを発行しており、マレーシアも例外ではありません。マレーシアは、ノマドワーカーの移住先としておすすめできる国です。ぜひマレーシアでのノマドワークを検討してみてくださいね!
マレーシア ビザ 移住についてのよくある質問
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Qマレーシアの生活コストは?
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A
都会と自然のどちらも楽しめ、生活の面では低コストで質の良い生活が十分に送れる環境が整っています。治安も良く日本食に困らないので生活しやすいです。
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Qマレーシア ビザ 免除は?
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A
90日間以内であればビザ無しで滞在が可能です。
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Qマレーシア ノマド ビザとは?
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A
長期滞在を希望する場合は、条件が合えばノマドワーカー向けのデジタルノマドビザ マレーシアで取得することで最長2年間の長期滞在が可能になり、仕事と観光を組み合わせた生活が実現できます。
マレーシアには様々なビザがありますが、おすすめはノマドワーカー向けのデジタルノマドパス(DE Rantau Digital Nomad Pass)です。
※ビザの最新情報や情報は、更新/変更される可能性があるため、公式サイトから正確な情報の取得をお願いします。
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Qマレーシアでのノマド生活は快適?
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A
快適です。
・クアラルンプールでは、都会的な街でインターネット環境に困らずカフェやコワーキングスペースなどで仕事ができる
・壮大な自然も広がっているため、仕事と観光や自然を組み合わせた生活が実現できる
・日本食に困らない
・病院も日本語が通じるところもあるため、万が一病気になっても安心また、マレーシアが気になっている方は、当サイトで紹介しているタイ ビザやその他のアジア デジタルノマドビザもチェックしてみてはいかがでしょう?